【やらなきゃ損?】サラリーマンの私が実践しているオススメの財テク
目次
はじめに
頑張って働けばいつかは報われると思っている方もいると思います。
たしかに年収が高い業種の会社で働いている方であれば、満足の行く生活を送ることができます。
しかし、世の中にはお金に困っている方もたくさんいらっしゃいますし、お金に余裕がある方も財テクを駆使した方が生活の安定性が高まり、さらに良い生活が送れるようになると思います。
日本ではお金の教育を受ける機会が無いので、自分で調べて実践していく必要があり、知らないだけで損してしまっているのが現状です。
そこで、サラリーマンの私が実践している財テクについて難易度を分けて紹介していきます。
難易度低
【先取り貯金】
財テクの基本となる部分です。
余ったお金を貯金する方法では、ついつい使いすぎて貯金できないことがありますが、先取り貯金をすることで、残ったお金でどうやりくりするかを考えるようになります。
バビロン大富豪の教えの中に「収入の10分の1を貯金せよ」と言うものがあるので、ひとまずは収入の1割を先取り貯金したら良いと思います。
ちなみに我が家では昇給した金額の分、先取り貯金を増額して、生活水準を上げないようにしています。
【親のお小遣いの廃止】
お小遣いとして月に何万円と言う額を決めている家庭もあるかと思いますが、我が家では、親のお小遣いを廃止しています。
廃止している理由としては、お小遣いがあることによって、このお小遣いを「どう使おうか?」と言う発想になり、浪費が増えると考えたからです。
もちろん必要な物を買ったりするのには、お金を惜しまないので、何か大きな買い物をする時等は、二人で相談して買うかどうかを検討して決めます。
【ふるさと納税】
ふるさと納税と言う言葉を聞いたことがあっても、面倒くさそうなので、何もしていない人もいるかと思います。
ふるさと納税を私なりに簡単に表現すると、最終的には2000円払って物品をお得に貰える仕組みです。(一度寄付金を振り込んで、翌年の税金が安くなるシステムなので、 一時的な出費は数万円程度かかります)
手順としては以下の通りです。(ワンストップ特例で手続きをする場合の例です)
①ふるさと納税のサイトにアクセスし、寄付先を選択してお金を振り込む(年収や家族構成に応じて、寄付できる金額の上限は変わります)
②ワンストップ特例申請書が届いたら、住所、氏名、電話番号、個人番号等を記入して押印する(寄付先から送られてこない場合は、ふるさと納税のサイトで申請書をダウンロードして印刷します)
③身分証明書のコピーをとる(マイナンバーカードがない場合は、通知カード+運転免許証等の顔付きのもの)
④封筒に②③の紙を入れて寄付先に送付する
以上の手続きを行うだけで、物品を受け取ることができます。
注意点としては、ワンストップ特例をする場合は5つの自治体までしか寄付ができない、上限を越えて寄付をすると、自己負担が2000円を越えてしまう等があります。
我が家の場合、お客様用の布団を少しずつ集めていっています。
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【格安SIM】
携帯の料金を下げるのにオススメです。ただ、最近は大手キャリア(au、docomo、SoftBank等)も安いプランが出てきたので、その辺りは好みで決めてください。
私は数年前に格安SIMに乗り換えて、携帯料金が一万円前後だったのが、二千円弱に抑えられています。
SIMロックの解除とかMNPがどうとかで手続きが難しそうに思うかもしれませんが、やってみると意外に簡単に終わります。
移行手順の概要としては、以下の通りです。
①SIMロックが解除された端末を準備する(SIMはSubscriber Identity Moduleの略で、加入者を識別すると言う意味です。「SIMロック解除 キャリア名」でネット検索すると、SIMロックの解除方法が出て来ます。お手持ちの機種がSIMロックの解除可能であればそれをそのまま使うこともできます)
②MNPに申し込む(MNPはMobile Number Portabilityの略で、携帯番号の移行を意味しています。格安SIMにするために他社に乗り換えるさいに携帯番号を引き継ぎたい場合に申請が必要です)
③格安SIMの会社に申し込む(②で取得したMNP予約番号を登録する)
④開通手続きを行う(格安SIMの会社から、開通方法が記載された説明書等が届くので、それに沿って開通手続きを行う)
注意点としては、格安SIMに乗り換えると、使用していキャリアのemailアドレスが使えなくなる、開通手続き中は電話が繋がらなくなる(30分程度)等があげられます。
私は格安SIMの中で、iijmioを使用しています。
その理由としては、通信速度を低速モードの切り替えができるので、高速通信するデータ容量を節約しながら使うことができるからです。
低速モードの速度は300kbpsです。動画は低画質の再生ならなんとか大丈夫なレベルで、テキストが多いサイトをみるのには問題ない感じです。
ただし、低速モード中の過去3日間の使用データ量が366MBを越えると、通信規制がかかり、かなり速度が低下します。
【保険の見直し】
「貯金は三角、保険は四角」と言う言葉があります。
これは、貯金はお金を貯めるのに時間がかかるので、横軸に時間、縦軸に貯蓄額をとるグラフを書くと三角形になります。一方、保険は入ったタイミングから満額保証されるので、横軸に時間、縦軸に保証額をとるグラフを書くと四角形になります。
この説明を聞くと、確かにすぐに保証される保険は心強いです。しかし、保険の種類、リスクと保険料が適切か等について考慮する必要があると思います。
日本では、原則すべての国民が公的医療保険に入っているため、高額な医療費がかかったとしても、高額療養費制度が適用されて自己負担の金額は限定的です。
そのため、我が家では医療費については、貯蓄で賄えると考えて民間の医療保険については加入していません。
難易度中
【株式運用】
こちらについては、向き不向きもあるので自己責任でお願いします。
株とはギャンブル的な買い方をしないのであ ればそこまで危険なものではありません。(投資ではなく投機をすると危険です)
株の基本はせどりのようなもので、安く放置されている企業を買って、高くなったら売れば良いです。
市場が判断した結果が株価に反映されているのですが、その判断が必ずしも正しいわけではないので、その辺りの価格のギャップを狙う戦略です。
株の指標もPER(Price Earnings Ratio)、PBR(Price Book-Value Ratio)等の様々なものがあるのですが、基本的には一株あたりの利益がいくらあるかで、収益性は判断できると思います。
例えばある会社の株価が1000円で一株あたりの利益が100円だとすると、PERが10になります。日本企業の平均PERは15くらいのため、この会社は割安圏にいると判断することができます。
その上で、この会社の株価がなぜ割安なのか、応援できる会社なのか、この会社のどこに将来性を感じているのか、何年間保有する予定か、等の様々な自身の判断基準で購入するかどうかを決定します。
私は、その株を持つ理由を明確にしておいて、その理由が揺らいだら売るようにしています。
例えば、株価が割安かつ高配当で製品の商品化が進んでいる会社の場合、その会社の配当金が減った、商品化が白紙になった等の変化があれば、株を売却します。
ただ、株の本質はお金を出しあって成功した結果を配当金として分配することだと思っているので、応援したい会社が適切な価格な場合に購入して長期保有する方法が良いと思います。
難易度高
【住宅ローン控除】
これは、住宅を買った場合に活用できる仕組みのため、転勤の多い方には適用できません。
また、住宅購入には仲介手数料がかかり、固定資産税もかかってくるので、財テクとしては微妙なラインではあります。
ポイントとしては、現在の住宅ローンの金利が1%未満であることです。
住宅ローン控除は、住宅ローンの借入額の1%を税金から控除できる仕組みです。(控除の上限は、「中古の場合は年間20万円、新築の場合は年間40万円」。または、「支払った住民税と所得税の合計」の小さい方です)
そのため、例えば住宅ローンの金利が0.5%の場合、借入金の残額に対して0.5%のお金がプラスになります。
借入金が2000万円の場合、金利が10万円かかりますが、住宅ローン控除で20万円は控除できるので、実質10万円のプラスになります。
これが10年間続くので、中古住宅でも100万円程度のプラスになります。(借入残高が減ると控除額も減っていきます)
注意点としては、中古住宅では住宅ローン控除を受けるために条件を満たす必要がある、初年度は確定申告が必要、ふるさと納税の上限の計算に影響が出る等があげられます。
また、2022年度以降に控除の上限に「借入金の利息」が加わる可能性があるようです。つまり、上記の様に0.5%の金利で住宅ローンを組んだ場合、10万円が控除されるのみになります。
持ち家と賃貸のどちらにするかや購入のタイミングは、個人のライフスタイルによって決めていくものだと思うので、自身にとってより良い選択をしていただければと思います。
最後に
私が実践している財テクについて紹介しました。
私自身も社会人になってすぐに「ふるさと納税」や「格安SIM」等の財テクに取り組んだ訳ではなく、周りの人がやっているのをみて興味を持っても、やってみるまでに少し時間がかかりました。
ただ、やってみると意外に簡単だったので、もっとはやくやっておけば良かったなと思いました。
これからも自分でお金について勉強して、損をしないようにお金を守っていきたいと思います。