理系大学院生のエントリーシートの書き方のポイントについて解説

はじめに

最近、会社のリクルーターに任命され、後輩学生への会社説明やエントリーシートの添削を実施しています。

エントリーシートに正解は無いのですが、出来に個人差があり、優秀な子は添削する量が少なくて済むのですが、いまいちな子は添削する量が多く、フォローが大変です。

正直な話、エントリーシートでフォローが必要な子は、おそらく面接でも苦労して選考通過が難しいと思うので、仕事時間を割いて添削してもあまり効果がないと感じています。。。

リクルーター活動をして優秀な学生を選考に呼び込めたら良いので、説明会等で時間を取られるのは問題無いのですが、エントリーシートの添削は選考を既に受ける気持ちがある学生に対して実施するものなので、面接官に読みやすい文章にするためにリクルーターが添削すると言う感じで、余り意味はないと思ったりしています。(エントリーシートの添削をすることで、学生とリクルーター間の繋がりを強くして、内定辞退の確率を下げることを目的にしてるのかな?とも思います)

それでは、複数の学生のエントリーシートを見ていて感じた理系大学院生のエントリーシートの押さえた方が良いポイントについて解説します。

押さえるべきポイント

結論を先に述べる

エントリーシートの質問に対しては、まず結論を先に記入してください。

例えば「あなたがやりたい仕事はなんですか?」と聞かれているなら、「○○を活用して△△を□□する仕事をしたいです。なぜなら・・・」のように書いてください。

「私は学生時代・・・、なので、○○の仕事をしたいと思っています。」では、面接官は最後まで読んでやっと理解ができるような感じで読むのが大変なので、面接官への思いやりで結論を先に書くのが大切だと思います。

文章の語尾を統一する

「ですます調」「だである調」のどちらかに統一してください。

「ですます調」の方が丁寧だと感じるので、私はそちらを使っていました。このあたりは好みの問題なので、どちらかに統一されていれば大丈夫だと思います。

句読点も人によって「、」「。」と「,」「.」等の違いがありますが、統一されていれば大丈夫と思われます。

具体的な情報が無い文章は書かない

「従来手法には無い新たな手法を提案し、問題を解決しました。」のように書いているエントリーシートがあったのですが、具体的に何をしたのかが書かれておらず、無駄に文字数を消費していました。

文字数の制限で回答が中途半端になるのであれば、いっそのこと全く別の表現で書くか、文章の流れを変えた方が良いです。

関係ない言葉は記載しない

例えば 「車を走らせるにはエンジン、アクセル、ハンドル、ブレーキが必要で、・・・。私はエンジンの効率化のために・・・」のように記載されていると、エンジン以外の単語も重要かと思われるのですが、それらの単語は後では出てこないと言ったエントリーシートがありました。

面接官の方も色々なエントリーシートを読んで頭を使っているので、不要な言葉は使わずに必要最低限の表現でシンプルに書いてください。

例「車を走らせるために必要な要素のひとつのエンジンの効率化について・・・」

専門用語を使わない

大学院の研究となると、その研究分野では一般的でも、普通の人には通じない用語がたくさんあります。

面接官は様々な部門の方が担当するので、できるだけ一般的な表現で伝えることを意識して記入する必要があります。(思いやりが大事です。)

研究しているからその分野での言葉に詳しいだけで、おそらく他分野の研究では知らない用語はたくさんあると思います。

会社では、様々な仕事の相乗効果で良い結果がうまれるので、他分野への思いやりの気持ちを持って尊重しあえる人が求められるため、伝える練習と思って記載してください。

課題、解決策、結論の筋を通す

「○○の課題があるので、△△の解決策を活用することで課題を解決し、□□を実現できました。」のような流れで書く際に、課題に対する解決策が適切でなかったり、課題を解決した結果で実現出来ることが飛躍した内容だったりすると、面接官が混乱すると思います。

おわりに

エントリーシートを添削していて感じた押さえて欲しいポイントを記述しました。

エントリーシートの体裁が整っていなければ、添削をするリクルーターの方にとっては無駄に時間を取られる状態になってしまい、添削の効果も薄くなります。

この記事を参考にして、リクルーターの負担が多少でも軽減できたら良いと考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です