高専生が大学3年次編入学試験に全部落ちた場合にどうなるか解説

はじめに

元高専生の私が大学3年次編入学試験(以降、編入学試験)を全て落ちた時の体験について記載します。

読者の方や、そのお子様のご参考になればと思います。

高専生の編入学試験について

私の高専では、進学する希望する学生のうち、大半は編入学試験を受けていました。

編入学試験は、大学によって入試の時期が異なっており、入試の日程が重なっていなければ、複数の希望する大学の編入学試験を受けることができます。

ただし、ここで問題になってくるのが確約書と呼ばれる書類です。

編入学試験に合格した場合、合格発表から一定期間の間にその大学に行くかどうかを書類で提出する必要があります。もちろん確約書を提出すると、その大学にいかなければなりません。

そのため、確約書の期限を考慮しつつ、受験する大学の選定をしていく必要があります。

私の編入学試験について

第一希望としていた大学が編入学試験の時期の後半にあったこともあり、地方国立大学に合格したとしても確約書の期限が切れて意味がなかったため、滑り止めの大学無しで編入学試験にのぞみました。

その結果、タイトルにもあるように全部落ちてしまうと言う悲惨な結果になりました。

もし、滑り止めを受かったとして、確約書の関係で本命の大学を受験できなかった方が不完全燃焼だったので後悔はあまりないです。

ただし、その当時は周りの同級生の進路が決まってきていて、進路がなかなか決まらないことに対して焦りやストレスがかなりありました。

落ちた後について

高専の専攻科の後期試験を受けてなんとか受かり、無事に進路を決めることができました。

専攻科とは、高専卒業後に2年間通うコースです。専攻科卒業までに、学位授与試験と呼ばれる外部試験を受けて合格すると学位を授与されます。

専攻科の進路としては、専攻科卒で就職する学生もいますし、大学院に進む学生もいます。(私の場合は大学院に進みました)

専攻科での生活は、高専生の時比べてはるかに楽で、バイトと郊外活動をしてちょうど良いくらいの忙しさでした。

また、高専生の5年間では関わりが無かった学生とも専攻科で交流したりと楽しく過ごせました。

落ちた要因について

編入学試験に落ちた要因としては、他の受験生が優秀だったからだと思います。

編入学試験は合格する定員が少ないので、かなり優秀な学生が求められます。

私の成績は中の上くらいで、おそらく他の受験生と比べて見劣りする成績だったので、成績表分の配点で差がついて、筆記試験でも差がついたので落ちたのだと思います。

現役の高専生に向けて

編入学試験を受ける予定なら、定期試験も高得点を狙っていった方が良いです。私は平均80点以上をキープしていましたが、それでは不十分でした。

高専生の中には、勉強のコツを掴むのが上手な学生がいるので、素直に弟子入りしてみるのも良いかもしれません。

私の部活の先輩は学年で1位でしたし、後輩もクラスで1位だったので、今思うと素直に勉強のコツを聞けば良かったと思います。

あとは、過去問をしっかり対策することが大事です。

私は定期試験を頭の体操的な感じで受けていたので、過去問でガチガチの対策をするというよりは、公式はしっかり押さえて試験は閃きで解くような感じでした。

そのため、ある程度の結果は出ても平均するとそこそこの点にしかなりませんでした。

おわりに

私の場合、編入学試験に全部落ちて専攻科に通うことになりました。

編入学試験に合格した場合、その大学に馴染めなかった可能性もあるので、慣れ親しんだ高専で楽しい専攻科生活をおくれたので、それはそれで良かったです。(「すっぱい葡萄」かもしれませんが)

編入学試験は思ったよりも厳しいので、これから受験する人は先輩方にコツ等を聞いてしっかり対策していってください。また、編入学試験に全部落ちたとしても、なんとかなるので、後悔の無いようにしっかり自分の考えで編入学試験に挑んでください。

【関連記事】

高専を留年せずに卒業するために必要なポイント

高専生の留年と就職先等への影響について解説

高専生が試験中にカンニングしたらどうなるかについて解説

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です