高専を留年せずに卒業するために必要なポイント3点

はじめに

高専に通っている方やご両親の方にとって、留年については気になる内容だと思います。

高専を無事に卒業した私の経験を述べるので、何らかの参考になれば幸いです。

高専の赤点について

高専のテストの赤点は60点です。

一般的な高校であれば、平均点の半分が赤点などと聞いたことがありますが、高専の場合は問答無用で60点です。

ただ、この60点は科目によりますがテストの点数だけではなく、授業の出席やレポートによる評価を含めたものになります。

例えば、成績評価の内訳がテストが7割、その他のレポート等が3割の場合を考えます。レポート等が問題なく30点もらえたとしたら、あとは30点取れたら赤点は免れるので、テストで43点を取ればギリギリ赤点を回避できます。

テストは一発勝負ではなく、半期の授業であれば二回、通年の授業であれば四回のテストの平均点で決まるので、最初のテストで多少悪い点を取っても挽回は可能です。

赤点になるかどうかは、テストの平均点で決まるので、極端な話、4回テストがある科目なら3回のテストで240点取っておけば安泰です。

留年する人の割合について

高専で留年する人の割合ですが、私のクラスでは入学式が一緒だった40人の内、五年間で6人留年したので、約2割くらいは留年しています。

ただし、留年生がクラスに入って、その後、再度留年したりするケースもあるので、留年の件数としてはもう少し増えます。

例えば、2年生に進学したタイミングで留年生がクラスに入って、3年生には一緒に進学して、4年に進学するタイミングで再度留年する等のパターンです。

私の高専では、4年生になると試験科目が増え留年生が多かったです。(4人留年してきて、そのまま2人が再度留年して学校を去りました)

赤点を回避するために重要なポイント

それでは本題ですが、留年を回避する重要なポイントについて解説します。

3つのポイントがあると思っています。

【一点目】

大前提として、授業を集中して受ける必要があります。

テストの点を取るには、授業が理解できていないと、手の打ちようがありません。

ただ、私自身は部活動の疲れとかもあったので、全教科を集中して受けるのは難しかったこともあり、特定の科目ではある程度力を抜いて授業を受けることもありました。(こればかりは、その高専の授業によりけりです)

【二点目】

テスト週間に入ったタイミングで、一通りの復習を地道に行う。

テストに出る範囲は限られているので、その範囲に関する部分をしっかりと一通りの復習することが重要です。

【三点目】

前日の追い込みを頑張る。

一通りの復習を行って基礎を固めた後で、試験の前日に追い込みをかけます。

私の高専ではテストの科目数は一日に2~4科目にバラけていました。ただ、4科目の次の日に4科目があった日は正直かなり辛かったです。

上記のポイントをしっかりと守ることができれば、高専に入学できる学力がある学生は留年は回避できると思います。

上述したように、成績の付け方の内、テストが7割の科目であれば、テストで40点と少し取れたら単位は取れます。なので、成績の付け方のテスト比率が低い科目であれば、なんとか努力を継続したらお情けで単位を貰えると思います。

おわりに

高専の留年を回避するために重要なポイントについて解説しました。

私の高専では、入学時のオリエンテーションか何かで、「普通にしてたら卒業できる」と言われましたが、まさにその通りだと思います。

何かしらの理由(バイト、パチンコ、スロット等)で勉強がおろそかになった人は留年しやすかったです。

ただ、推薦入試で入ったため学力が足りず授業についていけない場合もあるので、その場合は、残念ながら別の道を探した方が良いかもしれません。

高専の三年生を修了すると高卒が貰えるので、専門学校に行く人もちらほらいました。

高専を三年で中退した時点では、中卒扱いなので、そこから進学して専門学校や大学を卒業した方が良いです。

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